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ジュースと炭酸飲料は80%以上が水だけど、水の代わりに飲んでもいいの?
ジュースと炭酸飲料は80%以上が水だけど、水の代わりに飲んでもいいの?

ジュースと炭酸飲料は80%以上が水だけど、水の代わりに飲んでもいいの?

1日の水分補給の目標を達成するために、味も何もない水ばかり飲むのはなかなか大変なこともあります。少し気分転換するために、1日に何杯か甘い飲み物を飲むことだってあるはず。このように味がついた飲み物は清涼飲料水は「水を飲んだ」うちに数えられるのでしょうか?それとも、1日の水分補給の目標を達成するにはこういったおいしい飲み物のほかに、しっかり水だけをたくさん飲む必要があるのでしょうか?

どうしても味がない普通の水は好きじゃない!という方にとっては耳が痛くなる話になるかもしれませんが、身体の健康維持にとって大事なことなのでグッとこらえてしっかり読みましょう!

文化的に砂糖中毒になるように教えこまれている

文化的に、甘い飲み物はなんの変哲もない水よりも刺激的であると考えられていて、ほとんど甘味料(または人工甘味料)入りの飲料しか飲まない人も珍しくありません。 家庭によっては、食事にはジュースや炭酸飲料などの甘い飲み物がつきものという環境で育った場合もあるでしょう。どこを見てもコーラやスプライトなどの炭酸飲料の広告が目に入るような文化で育った人もいるはず。小さい時は喉が渇いたらスポーツ飲料を飲むのが当たり前だったかもしれません。

「炭酸飲料は身体に悪い」なんていう聞き飽きたお説教をするつもりはありません。なので、その他の甘い飲み物の代表格である「ジュース」と「“ダイエット”炭酸飲料」について詳しく調べてみましょう。

ジュースって健康にいいものじゃないの?

製造方法によっては、果物由来のジュースはビタミンやその他の栄養素が含まれているのでその他の甘い飲み物よりは多少ましかもしれません。

ですが、たとえペットボトルのジュースが「加糖」されていなくても、身体を健康に保つ以上の糖分が含まれています。わずかな果汁を抽出するために大量の果物が必要となるため、当然のことながらボトル1本には果物1個以上の糖分が含まれることになります。たとえばオレンジジュースをコップ1杯飲むだけで、オレンジ3-4個分の糖分を摂取したことになります。

また、ジュースは食物繊維を絞って作ることが多いのですが、これではせっかく健康に良いとされている食物繊維をまるまる省くことになってしまいます。果物の可食可能な皮や膜には食物繊維が豊富に含まれていて、「果肉入り」と書かれているジュースでさえ食物繊維の量は果物そのものと比較して微々たるものです。そのため、同じオレンジを摂取するにしても、ジュースで流し込むよりは丸ごと食べたほうが身体に良いのです。

「カロリーオフ」は「健康に良い」わけではない

さて、ここまで読んだことで飲み物に含まれる砂糖について少しわかりました。今度は人工甘味料入りの飲料について調べていきましょう。カロリーがほぼなく、ほぼ水と言っても過言ではないのに…なぜ身体に「良くない」のでしょうか?

確かにカロリー面だけ見れば、ダイエット炭酸飲料は糖分づくしの炭酸飲料よりも身体に悪くないかもしれません。水が含まれているすべての飲み物と同様、水分補給も可能です。しかし、ダイエット炭酸飲料を飲むと心理的、そして神経学的な影響を受ける可能性があり、甘い味を含む食べ物や飲み物との健康的な関係に影響をおよぼし、水分の摂取不足よりも大きな問題を抱えることになる場合があります。

クリーブランド・クリニック の研究によると、人工甘味料を含んだ飲み物を摂取するとより多くの糖分を欲するようになるだけでなく、身体に「カロリーを消費している」と思い込ませてしまうこともあります。後者は文字だけ見ると良いことのように見えますが、そのせいで身体の自然なインスリン反応を妨げてしまうので、2型糖尿病を発症するリスクが高まってしまいます。つまり、砂糖を置き換えて健康を増進するためにダイエット炭酸飲料を選び続けてしまうと、逆に身体を不健康にしてしまうことになりかねないのです!

結論:水を飲むべきだけど、何事も適量が〇

まったく水分補給しないより、ほとんど水でできている甘い飲み物を飲むほうが当然身体に「良い」でしょう。それでも他の多くの代替品と比較した場合、水はあらゆる面で優れています。甘い飲み物は絶対に飲んではいけない!ということではありませんが、なるべくなら甘い飲み物に頼らずにしっかり水分補給したほうが身体に良い影響を与えやすいです。

加糖飲料や人工甘味料入りの飲み物を摂取する量を減らしたいなら、徐々に習慣を変えていくことをおすすめします。明日から甘い飲み物をひとつだけ水、または緑茶や麦茶などの甘くない飲み物に置き換えてみましょう。次の日も、その次の日も同じように意識して甘くない飲み物を摂取するように心がけて、少しずつ味に慣れていきましょう。甘い飲み物に対する欲求が徐々に減り、自然と水がおいしく感じる日が来るはず!

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